『一生モノの機械式腕時計が欲しい!』という方のために、選び方の参考ポイント紹介していきます。
一生モノの腕時計となると、それなりに高価な腕時計になる場合が多いです。
好きなブランド・憧れのブランドで決まっている場合は、あまり関係ないことかもしれません。
しかし、まだ特に『これを買いたい!』というブランドやモデルがなく、今から調べてみようかな…!という方には参考になる腕時計の選び方を9つ紹介していきます。
ブランドやモデル・機能性など様々な基準がありますが、各項目別に分けて紹介していきます。
機械式の本格派腕時計を見つけるための9つの選び方
本格的な機械式腕時計が欲しいなと思った際に参考になる選び方を9つに分けて紹介していきます。
この記事をしっかり読めば、自分がどんな時計が欲しいのかがわかってくると思います。
この記事を読んだ後のイメージとしては、
なんか本格的な腕時計が欲しいな・・から、
⇒こういう腕時計が欲しいな。
⇒このブランドのこのモデルが欲しい!
と、基本的な機械式腕時計に関しての知識を紹介しているので、具体的に欲しい機械式腕時計のイメージが沸くようになります。
①文字盤の色で選ぶ
文字盤の色によって同じ腕時計のモデルでも大きく印象が変わります。
ブラック・ホワイトはもちろん、レッドやブルー・グリーンなどのカラフルな文字盤のブランド腕時計も、最近は非常に多いです。
王道カラーは『ホワイトorブラック』です。
ファッション性も考慮する場合、普段使いでどんな服装でも相性が良いのはホワイトやブラックのカラーです。
腕時計単体で見ればカラーを自分の好みだけ選んでも良いですが、服装や使用シーンに合わせて慎重に選ぶポイントになります。
メンズの場合、1本目は万能タイプのブラックカラーが圧倒的に多いです。
- 文字盤をカラーで選ぶポイント
1本目はカラーではあまり冒険せず、が◎ - 2本目以降は冒険カラーも面白い
- メンズの王道は『1本目は万能のブラックカラー』
②機構で選ぶ
機械式腕時計の場合、
・手巻き時計
・自動巻き時計
の2種類があります。
クォーツ式と違い、手動もしくは使用時の振動で”ゼンマイを巻く”という作業を機械式腕時計では行います。
手巻き・自動巻きにはそれぞれメリットとデメリットがあります。
メリット
日常的に使用している場合、振動で自動的にゼンマイが巻かれるので手間がかからない。電池交換もないので、故障がない限りは半永久的に動く。
デメリット
自動巻き機構が複雑になっているので、その分厚みが増してしまう。
メリット
自動巻きよりもシンプルな構造のため、それだけ故障の頻度も少ない。そのため、耐久性も自動巻きよりも強くコストもかかりづらい。
デメリット
手巻きという名の通り、手動でゼンマイを巻かないといけないので、とにかく手間がかかってしまう。
機械式腕時計の場合、上記のどちらかの選択になりますが、双方にメリット・デメリットがあります。
近年の主流で言えば、自動巻きの機械式腕時計が多いと思います。
③タイプで選ぶ
機械式時計の中でも、一般的に分類されているタイプがあります。
腕時計のタイプ
- ラグジュアリー系ウォッチ
- クラシック系ウォッチ
- カジュアル系ウォッチ
- ドレス系ウォッチ
- ダイバーズ系ウォッチ
- レーシング系ウォッチ
- アウトドア系ウォッチ
- パイロット系ウォッチ
ざっとタイプを分けただけでも、これだけのタイプがあります。
アウトドア好きな方は、アウトドアに適した腕時計が良いです。
ここは好みでもありますが、自分がよく使うシーンに合わせたタイプやファッションに合わせてタイプを選択していくと、良い時計選びになります。
④機能性で選ぶ
機能性はホントに様々です。
クロノグラフ・カレンダー表示やアラーム・センサーやGMT(海外時間表示)など、機能性で選んでいく方法もあります。
海外によくでかける方はGMT表示、ダイビングによく出かける方は防水など、機能性も時計選びの基準では重要になります。
デザインだけでなく、自分に合わせた機能性がある腕時計も重要になります。
⑤ケースのサイズで選ぶ
腕時計のサイズは体や腕の大きさに合わせたものを選ぶと、スマートです。
一般的な大きさと言われているのは40~45mmです。
この大きさは着用した際のバランスも非常に良いので、おすすめです。
40mm以下の場合は、ジャストフットなタイプで主張しすぎないタイプが好みの方におすすめ。
逆に、45mmを超えるサイズは、インパクトが非常に大きく目立ちます。
ポイントとしては、自身の体型や好みに合わせてサイズを選ぶと良いです。
普段着用するシャツと同様にサイズ感の違いでイメージも大きく変わるので、自身のスタイルに合ったサイズ感の腕時計をチョイスしてバランス面も考慮すると、良い時計選びになります。
⑥ケースのデザイン形状で選ぶ
ケースは、王道のラウンド型(丸型)や、スクエア型・楕円など、ブランドによってバリエーション豊富です。
文字盤のカラー同様、一本目は王道のラウンドケースをチョイスする方が多いです。
ケースの形状によってデザイン性だけでなく着用時のイメージも大きく変わるので、自身のスタイルやイメージに合うケースを選ぶことが重要です。
⑦ムーブメントで選ぶ
ムーブメントは大きく分けて2つに分かれます。
・自社製のムーブメント
・汎用ムーブメント
ロレックス・オメガ・ブライトリングやタグホイヤーといったメジャーな腕時計ブランドはほぼ自社製のムーブメントになります。
自社製のムーブメントの場合は、あまり知られていないブランドの場合はメンテナンスの際に困ることがありますが、基本的に有名ブランドの場合は自社でのメンテナンスサービスもかなり優れているので、あまり気にすることはないです。
汎用ムーブの場合、あらゆるブランドが使っているので、流通も多いことが特徴。性能も去ることながら、メンテナンスのサービスも安心です。修理のしやすさを取ってしまえば、汎用ムーブの場合はブランドの直メンテナンスサービスでも問題なくメンテナンスができます。
自社ムーブメントを使用している場合は、アフターメンテナンスに関してもしっかりと把握しておくべきですが、
日本国内で人気の有名ブランドの場合、腕時計の修理専門店であれば正規のメンテナンス以外でも多くの修理業者が存在するので、あまり心配することはありません。
⑧ライフスタイルから選ぶ
ビジネスやプライベート、趣味など自分のライフスタイルに合った腕時計選びも重要です。
”単にデザインが好きでカッコイイから”と、腕時計単体でチョイスしてしまうと、思わぬ失敗を招くことがあります。
例えば、ダイビングやアウトドアが好きなのに、ラグジュアリーな腕時計を購入してしまうと、それだけ気を遣わなければいけません。
せっかく高額な腕時計を購入しても、使用シーンや自分のライフスタイルに合っていない腕時計を購入してしまうと、それだけ使用頻度も減ってしまいます。
自身のライフスタイルに合わせて、自分が使っている姿がしっかり思い浮かべられる腕時計が、良い腕時計選びだと思います。
⑨防水性で選ぶ
防水時計といっても本当に様々で、どの程度の気圧に耐えられる防水時計なのかも重要です。
一般的な感覚では100m防水であれば、日常生活でも気を遣わずにガンガン使えます。
サーフィン等のマリンスポーツに耐えうる防水性能の場合は、200m~をチョイスすべきです。
また、ダイビング等をガッツリされる方は、300~1000m防水がオススメです。
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まとめ
機械式腕時計を選ぶ9つのポイントを紹介していきました。
どの項目も、更に深く知れば知るほどに魅力があるポイントです。
まずはこの大きく9つのポイントを知ることで、ザックリした『機械式時計欲しい』から『こういう腕時計が良いな』と少し具体的にイメージして頂けるようになれば幸いです。
今回は、機械式時計の基本的な知識の紹介になりましたが、『自分のこだわりポイントはココだ!』というポイントが見つけられれば、良い機械式時計選びの参考になると思います。